記事目次
モノの材質や状態、とりまく環境との関係性を
客観的に認知する意味や価値
人をはじめとするあらゆる動物が視覚などの五感から得られた、環境やモノの材質・状態など、さまざまな関係情報から「対象との関係性がどのような状態にあるか」という客観的な事実に基づく意味や価値。
アフォーダンスはすべての環境や対象との関係性に潜在しているが、対象者が必要性を感じていなければ、認知できない場合があり、常に変化する。
ちなみに、ドナルド・A・ノーマンが「誰のためのデザイン?」の中で「形や表現などから、直感的に使い方を理解できる」ことをアフォーダンスと紹介しているが、1999年に本人が誤用を認めており、2013年自著「誰のためのデザイン? 増補・改訂版」の中で、本来の意味のアフォーダンス(Real affordance)とは区別して「知覚されたアフォーダンス(Perceived Affordance)と読むべきである」と訂正した。

表現可能なデザインパーツ
具体例
- イスがあれば座れると認知できるが、載って踏み台としても活用できることが予測できるし、子ども用のイスであれば、大人は「座れない」と理解できる
- 湯気が立つ湯飲みは熱いと言う状態を意味し、陶器か金属かで持てる熱さかを予測できる
- WEBサイトのキービジュアルを見て、瞬時に自分が欲しい情報かを察知できるし、必要でないとも察知できる
提唱者・発祥エピソード
1979年、アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンよって提唱された、「与える、提供する」を意味する英単語「afford(アフォード)」に由来する造語。
参考文献・参考サイト
コトバンク
アフォーダンス
UX TIMES
https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/affordance/
アフォーダンスってなんザンス?
fladdict.net/blog
http://www.fladdict.net/blog-jp/archives/2005/06/post_86.php
ウィキペディア