記事目次
人が行動したり何かを判断する際に、
情報を解析し処理する重要な役割を担う。
感覚記憶から受けとった音声化できる情報は「音韻ループ」に、ビジュアルイメージは「視空間スケッチパッド」に一時的に保持し、第3の貯蔵庫「エピソードバッファ」に読み出された長期記憶にある過去の経験や知識と比較したり参考にして、「中央実行系」でそれをどのように対処するかを解析したり、不要なデータは消去していく。
当初「短期記憶」は一時的に保持する役割と思われていたが、その後の研究から、情報を保持するだけでなく理解や解析、処理・制御を中心的に行う司令塔としての機能を果たすことがわかった。
これら一連の概念を指すワーキングメモリ(作業記憶)は、人が行動したり何かを判断する際に重要な役割を担う。
表現可能なデザインパーツ
具体例
- (2+3)×2を暗算する際に、2+3の答えを一時記憶した上で、答えに2をかける計算を受け持っている
- ATMでお金を下ろす際に、機械の操作方法を過去の経験と比較しながら、その記憶通りに操作する
- WEBサイトを利用する際、ナビゲーションの内容を記憶してサイト内回遊に役立てている
提唱者・発祥エピソード
1974年イギリスの心理学者アラン・バドリー氏とグラハム・ヒッチ氏は、「記憶の多重貯蔵モデル」だけでは説明できない短期記憶の役割を補完する情報処理モデルを提唱し、その後の研究の礎となった。
参考文献・参考サイト
脳科学辞典
ワーキングメモリ
UX TIMES
https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/workingmemory/
ウィキペディア
ワーキングメモリとは?生活に不可欠な役割、発達障害との関係、調べ方、対処法をご紹介!【専門家監修】
LITALICO発達ナビ
https://h-navi.jp/column/article/35026645
ワーキングメモリの機能とは?
LITALICOキャリア
https://litalico-c.jp/magazines/21
心理学と勉強法 第6回 ワーキングメモリー
学びとミライ
https://miraino.net/Learning_and_the_future/psychology-and-learning-vol-6/
ワーキングメモリとは?意味や容量、短期記憶との関係、トレーニングを具体例で解説
Psycho Psycho
https://psycho-psycho.com/working-memory/