認知的不協和
自分の信念と認識している情報や事実、自分がとった行動と自分をとりまく環境やそれに対する意見など、相容れない二つの不協和な状態を解消するために、過去に認知したことか新しく認知したことのいずれかを、自らの
UIデザインをもっと使いやすく、分かりやすくするUIデザイン講座をご紹介。初心者にもやさしい認知心理学(認知科学)やユーザー視点に立ったさまざまなノウハウを情報デザインストラテジストの香西睦がていねいに解説します。
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自分の信念と認識している情報や事実、自分がとった行動と自分をとりまく環境やそれに対する意見など、相容れない二つの不協和な状態を解消するために、過去に認知したことか新しく認知したことのいずれかを、自らの
人は体験した時間の長さや全体的・平均的な印象に関係なく、感情が最も動いた瞬間(ピーク)と、一連の出来事が終わった瞬間(エンド)の2つの瞬間的な記憶で、その体験の全体的な印象を決定してしまう傾向がある。
自分の考えや信念、すでに持っている先入観や思い込みも含めて、その考え方を肯定できる情報や裏付ける理論ばかりを、無意識のうちに集めてしまう。反対意見や、支持されない異なる考え方には、抵抗感を持ち、無意識
自分の意見や判断は多数派で正しく、周りの人も同じような考え方や意見を持っており、誰もが同じような判断を下すものと錯覚してしまう現象。自分の考え方は少数意見ではなく、多数派だと思い込むことは、安心感を感
自身に迫った予期しないできごとや変化に対して、ある程度の限界までは、「日常的な範囲内」「ありえない」など脳が自動的に処理してしまう先入観や偏見によって起こる。都合の悪い情報は無視したり、過小評価したり
利用者の満足度と製品・サービスの提供品質の関係性をモデル化した理論。有って当たり前な当たり前品質、充実するほど満足度が高まる一元的品質、存在によって高い満足が得られる魅力的品質、利用者にとって意味がな
複数の情報を与えられる際、最後に与えられた情報や直前に与えられた情報は、実際には大きな違いがないにも関わらず良い評価を得やすい傾向があり、「第一印象」よりも「最後の印象」の方が短期記憶に残りやすいため
ものごとや人に対して最初に示された情報が、印象として記憶に残りやすく長期記憶にも引き継がれやすい、社会心理学における心理効果。「リハーサル」と呼ばれる何度も繰り返し頭に思い浮かべる活動は、最初の方で得
人の脳は情報の処理が楽な方を選ぶ傾向が強い。文字情報よりも約7倍の情報を持つ画像情報は、瞬時に理解できる傾向が強く好まれやすい。
脳は、すべての視覚情報を高精度に処理できないため、重要と思われる情報を選択して認知に結びつけている。一時的に感覚記憶で保持されている知覚(視覚や聴覚、嗅覚など)情報の中から、必要な情報を短期記憶や長期
記憶は、役割や機能の違いにより、視覚・聴覚などの五感から受けとる感覚記憶、情報を保管するだけでなく分析・処理する短期記憶、記憶と忘却の反復を経て数十年の単位で貯蔵される長期記憶と、3つの段階で構成され
人の脳は情報を処理する際、直感や経験則に基づいて無意識に判断する「システム1(速い思考)」と、理性が制御し、直感では処理できない情報を熟考して判断する「システム2(遅い思考)」の2つのモードを使い分け