手続き記憶
技能・ノウハウや一連の動作などの手続的動作は、何度もくり返すことで、いわゆる「体が覚える」と言われる記憶。習得した動作は、意識しなくても自動的に再現されるため、記憶した内容を言語で表現することは難しい
UIデザインをランクアップ!一覧リスト表現に活かせる認知心理用語
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技能・ノウハウや一連の動作などの手続的動作は、何度もくり返すことで、いわゆる「体が覚える」と言われる記憶。習得した動作は、意識しなくても自動的に再現されるため、記憶した内容を言語で表現することは難しい
自分が体験したできごとの内容と、いつ、どこで、誰がなどの体験・経験に関連する情報や、その時に感じた感情を含めた思い出の記憶。意味記憶同様、意識的に思い出すことができて、言葉で説明可能な長期間保持可能な
自分には直接的には関係なく感情が伴わない観念・概念・意味などの「知識」や事実などで、意識的に思い出すことができて、言葉で説明可能な長期間保持可能な記憶を言う。意味記憶に分類される記憶は、「●●を知って
特長や機能を知りたいユーザーに対して、どんな製品やサービスなのかを端的にイメージできて、印象に残りやすい特長一覧や機能一覧などのデザイン表現について、認知科学で考えてみたいと思います。
社会的な評価が高いものは良いもの、低いものは悪いものという風に、自身の判断よりも信頼できると思い込んでしまう「同調」という心理傾向のひとつ。パターンとして、自身の判断に自信が持てない場合や、自身と同じ
多くの人が普通に消費したり利用しているものに対して、「他の人が持っているのとは異なる特別なもの」を持ってみたいという心理効果。限られた人しか持っていない、希少性や限定感に魅力を感じる顕示欲求で、他人と
新規のセールスや難易度の高い交渉や要求を成功させる交渉術として、本題の要求を提示する前に、簡単で容易に承諾されそうなことから提示し、段階的に条件を膨らませて要求レベルを上げていく方法。訪問販売員が粘る
人は、比較によって情報処理するため、似たような選択肢が複数ある場合は、となり同士の情報を比較して相対的に判断する。同じような種類でレベルの違う3つ以上の選択肢がある場合、多くの人は中間の平均的な選択肢
不利で弱い立場にありながらも、精一杯努力し強者に立ち向かう姿に同情し、応援したくなる心理効果で、人は元々、集団生活の中で立場が弱い者を守ろうとする本能が働き、事前に不利であることが周知されるアナウンス
特に最初に提示された数字に対して、船が碇を降ろして固定するかのように強い印象を受けてしまうため、その情報が前提条件となって、以降に提示される数字との比較において、優劣、損得などの判断が左右される現象。
ある選択肢が多数の人から指示されている時、その選択肢がさらに多くの大衆に選ばれやすくなる現象。「大勢の人が支持しているなら良いもの・間違いないもの」という大衆心理を喚起する現象で、周りに影響を受けやす
選択肢が2つ有って、どちらを選ぶか迷うような場合、おすすめする選択肢Aよりも見劣りする第3の選択肢Cを追加提示することで、選択肢Bよりも「A」を選ぶようになるという、利用者の意志決定に変化をもたらす心
最初に無理だとわかっている過大または過剰な要求を提示し、わざと断られたあと、当初の提示よりも小さな要求となる本題を提示することで、受け入れてもらいやすくする「人間心理」を巧みに利用した交渉術。訪問販売
人は体験した時間の長さや全体的・平均的な印象に関係なく、感情が最も動いた瞬間(ピーク)と、一連の出来事が終わった瞬間(エンド)の2つの瞬間的な記憶で、その体験の全体的な印象を決定してしまう傾向がある。
複数の情報を与えられる際、最後に与えられた情報や直前に与えられた情報は、実際には大きな違いがないにも関わらず良い評価を得やすい傾向があり、「第一印象」よりも「最後の印象」の方が短期記憶に残りやすいため
人の脳は、できるだけシンプルで簡単に認識できる情報体系を好むため、好き嫌いに関係なく無意識に「目立つもの」を優先的に認識する性質がある。だから、似たような形態の羅列やパターン化された情報の中で、色やカ
複数の情報を順に覚えていく際、内容ではなく順番によって覚えやすさに違いが生じやすいという現象で、中間に覚える情報は忘れやすいのではなく、記憶に残りにくい傾向が強い。初めの方に提示される情報は、長期記憶
ランダムで一貫性のない情報や、単なる数字の羅列など、意味を持たない情報に対する人の記憶力は著しく低下する。人が効率良く、短い時間で同時に情報を記憶するためには「意味を持った」情報として処理することが重
感覚記憶から受けとった音声化できる情報は「音韻ループ」に、ビジュアルイメージは「視空間スケッチパッド」に一時的に保持し、長期記憶から「エピソードバッファ」に読み出された過去の経験や知識を「中央実行系」
数字や単語を記憶する場合、一般的な人の短期記憶(ワーキングメモリ)が保持できる15秒から30秒の間に、正しく覚えられる情報の量(チャンク)は7±2という法則。チャンクとは、ひとつの意味や認識のかたまり
記憶は、役割や機能の違いにより、視覚・聴覚などの五感から受けとる感覚記憶、情報を保管するだけでなく分析・処理する短期記憶、記憶と忘却の反復を経て数十年の単位で貯蔵される長期記憶と、3つの段階で構成され