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今回は、より興味が高い情報をメニューから探したいと考えてるユーザーに対して、どんな情報なのかを直感的でスピーディに想起させ、いちいち考えることなく能動的に行動を喚起できるデザイン表現について、認知科学で考えてみたいと思います。
目的別メニューボタンの
能動的な行動を喚起するBeforeとAfter
情報を発信する側は、情報の意味や内容を把握しているため、総合的に包括する言葉を選んで名称を決めるが、ユーザーにとっては、その言葉が意味する範囲や真意を言葉尻から理解したり興味を持つことは意外に難しい。
それは、ユーザー側の興味の高さや事前にどれだけ情報を持っているかも影響されるため、ユーザーが潜在的に知りたいと思う「埋もれた記憶」を掘り起こせる、直感的に「知りたい!」と思う感情を「喚起」できることが大切。
しかし、テキストだけで作られたメニュー表示では、直感的に一覧情報の中から選択できる情報伝達スピードが得られないのが課題と言える。
ボタン名を具体的に表す画像によって
瞬時に内容を理解できる!
そもそも、画像は文字情報の7倍を情報量があり、人の脳は情報処理が楽になる方を選択する傾向が強い。
だから、少しでも考えずに済むビジュアル表現は、ユーザーの興味を喚起しやすく必要最小限の労力で文字によるタイトルのみのボタン表現よりも、さまざまな付加情報を伝えてくれる。
また、ユーザーが自発的に知りたい情報を用意するよりも、示された選択肢の中から自身が興味や関心があるものを選び出す方が、ユーザーははるかに楽に、情報を選ぶことができる。
だから単に雰囲気だけを示す画像よりも、クリックした先のページでどんなことがわかるのかを具体的に示す画像であればあるほど、ユーザーは瞬時に内容をイメージできるため、ユーザーが興味や関心がある情報へ、スピーディに誘導できる。