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今回は、登録や申込などの各種入力フォームでの途中離脱を減らして、登録完了や申込完了につなげるためのきっかけ作りについて、認知科学で考えてみたいと思います。
入力フォームの完了率が変わるBeforeとAfter
新規会員登録やECサイトでの購入手続きをはじめ、ユーザーとのコミュニケーションツールとして重要な役割を担う入力フォームは、個人情報を入力することもあり、その価値をユーザー側が認めてくれなければ、多くの情報を入力してくれることはありません。
そこで、入力フォームに対して、入力してもいいかなぁと、思わせる心理的駆け引きによって、「せっかくだから」「あとちょっとだから」と最後まで入力してもらえるモチベーションを下げないための、面倒くさいと思わせない労力の軽減を視覚的にわかるようにして、感情的に背中を押すことが大切。
事前入力や自動入力で項目数が少なくなり、
最後まで入力したくなる!
そもそも会員登録や新規申込などでは、必要以上に情報を求めるあまり、膨大な入力をユーザーに背負わせないことが必須条件であるが、それと同時に、簡易な診断や査定などのように、あまり個人情報を入れたくないユーザーに対しては、自動入力機能を最大限に活かして、事前に入力項目が埋まっている状況を作ることがポイント。
まったくまっさらな状態から入力を始めるのと、ある程度入力が終わっている状況では、ユーザー側の感情に大きな差があり、最後まで入力してないことが気になる状態によって、残りが少なけらば、「あと少しだし」「ここまで入ってるならもったいない」という感情が先に立つ。
入力フォームの完了率を上げる認知心理
入力フォームを仕組みとしてデザインしていく上で、二つの認知心理効果の働きを意識することで、登録や申込の入力完了数をアップできる。