認知科学で考える「ローカルナビゲーション」のデザイン表現

ナビ・ボタン表現ミニスクール

今回は、サイト内の構造を把握していない新規ユーザーに対して、他ページが気になるようにすることで、回遊性が高まるローカルナビゲーションや関連リンクのデザイン表現について、認知科学で考えてみたいと思います。

他のページを見たくさせる
ローカルナビゲーションのBeforeとAfter

昨今のサイトは、デザイン上の理由から、テキストリンク色を敢えて黒色などに統一するケースがあり、こうしたデザイン表現は返ってユーザーに閲覧履歴を認識させられない障害になっているために、サイト内の回遊性が上がらない原因になっている。

Visitedリンクを設定して既読・未読を視覚的に明瞭化

特にローカルナビゲーションは、同一階層のコンテンツボリュームを把握できるだけでなく、現在位置やすでに見たページ、まだ見てないページを把握できるナビゲーションとして重要。
HTMLのルールとして定めているVisited(訪問済み)リンクを正しく表示することで、まだ見てないページが明瞭になるため、見てないことが気になって見たくなる心理が働き、見てないことが損になっている気分が高まる。

ローカルナビゲーションを効果的にする認知心理

ローカルナビゲーションをデザインしていく上で、二つの認知心理効果の働きを意識することで、他ページへの回遊性を向上できる。

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香西 睦

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香西 睦

香西 睦

「だから、そのデザインはダメなんだ。(エムディエヌコーポレーション刊) 」の著者。 論理的で客観的なデザイン理論とユーザー視点の構造設計・情報デザインを用いて、Webサイトの課題を見極め、Webサイトの性能をアップさせる利用者の目線に立ったわかりやすいインタフェースの設計で多くの企業様のお手伝いをしてきました!

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