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位置的距離の近いもの同士は、
関係性が深いグループとして認識される
人は位置的に距離が近いもの同士を「関係性が深いもの」として認識する習性があり、プレグナンツの法則(ゲシュタルト原理)の中でも、もっとも重要な法則のひとつ。
色や形・サイズが異なる要素同士であっても、余白のコントロールによって、位置的距離が近ければ同じグループとして認識する。
逆に、距離が遠いものは別のグループとして認識するため、関係性がない要素が位置的に近くに見えてしまう場合、関係性に誤解が生じやすい。また、関係性があるのに、位置的に遠い場合は、無関係と認識されて見落としの原因になる。
ちなみに、レスポンシブデザインによってさまざまな画面サイズに合わせてレイアウトが変化する場合、要素同士の位置関係が崩れてしまうことで、グループとして認識されなくなるため、余白の取り方に留意することが重要。
表現可能なデザインパーツ
具体例
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リモコンの音量や温度を上げ下げするボタンの位置関係
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大勢の人が集まって作る人文字やたくさんの小物を使って作るや文字や図形のアート作品
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テーマ性や意味などで文字情報やアイテムを分類したデザイン表現
提唱者・発祥エピソード
ゲシュタルト心理学の創設者の一人であるチェコの心理学者マックス・ヴェルトハイマー氏によって、1923年「ゲシュタルト原則」の基礎となる6原則(近接・類同・連続・閉合・共通運命・良い形)が発表された。
参考文献・参考サイト
GUIデザインにおけるアクションとオブジェクトの近さ
ニールセン博士のAlertBox
https://u-site.jp/alertbox/20100308_action-object-closeness
近接(ゲシュタルト原則)
UX TIMES
https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/proximity/
デッサンと言う礎
【マーケ用語解説】ゲシュタルト効果ってなに?どうマーケに活かせるの?
プロモーションのチカラ
https://promotion-chikara.com/article/306125
ビジュアルデザインにおける近接の法則
ニールセン博士のAlertBox
https://u-site.jp/alertbox/gestalt-proximity
「ゲシュタルトの法則」を取り入れてユーザー目線のデザインをしよう!
Design and.
https://design-and.com/post-863
デザインの4原則:近接について
ジーニアスウェブのスタッフブログ
https://www.genius-web.co.jp/blog/design-tips/four-principles-of-design-proximity.html