ヴェブレン効果(衒示的消費[げんじてきしょうひ])

行動-価値[期待・満足]

周囲から「すごい」と思われたい、
自己顕示欲を満たす消費行動。

一般的な「安く買いたい」という購買ニーズとは逆に、周囲から特別に見られたいという自己顕示欲を満たす「見せびらかしたい」という欲求から生まれる心理行動。

働かなくてもすでに莫大な富を有する社会的地位の高い高所得な人たちが、実用に迫られた消費ではなく、自身の顕示欲を満たすために非実用的なことに高額な大金を費やす。
対象となる商品やサービスの価値が高いほど消費欲求は高まり、周囲の人への影響が強いほど自己顕示力が高まり、その衒示的消費が満たされる。

こうした衒示的消費に当てはまる条件として、
・高額で入手困難な希少価値がある
・社会的に高い価値が広く認められている
が挙げられる。

具体例

提唱者・発祥エピソード

アメリカの経済学者ソースティン・B・ヴェブレン氏は、1899年の著書『有閑階級の理論』の中で、「有閑階級は顕示欲を満たすために高額商品を購入する」傾向を衒示的消費(conspicuous consumption)と呼んだことに由来する。
その後、ハーヴェイ・ライベンシュタインが、発見者のヴェブレン氏の名にちなんで、1950年の論文「消費者需要理論におけるバンドワゴン効果、スノッブ効果、及びヴェブレン効果」の中で、「ヴェブレン効果」と名づけた。


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参考文献・参考サイト

ヴェブレン効果ってどういう意味? 【今さら聞けないマーケティング用語】
https://news.mynavi.jp/article/20210310-1748058/

マイナビニュース

ヴェブレン効果
https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/veblen-effect/

UX TIMES

ヴェブレン効果とは:別名「有閑階級の理論」を分かりやすく解説!
https://staseon.com/library/article_470/

STASEON

ヴェブレン効果(顕示効果)
https://makitani.net/shimauma/veblen-effect

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香西 睦

香西 睦

論理的で客観的なデザイン理論と、ユーザーの視点に立った情報デザインは、Webサイトの課題を見極め、わかりやすいインタフェースを実現!

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香西 睦

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「だから、そのデザインはダメなんだ。(エムディエヌコーポレーション刊) 」の著者。 論理的で客観的なデザイン理論とユーザー視点の構造設計・情報デザインを用いて、Webサイトの課題を見極め、Webサイトの性能をアップさせる利用者の目線に立ったわかりやすいインタフェースの設計で多くの企業様のお手伝いをしてきました!

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