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自分に都合の良い情報ばかりを集めて、
無意識に考え方が狭くなってしまう現象。
人は誰もが客観的で論理的な思考を持っているわけではない。
だから、自分の考えや信念、すでに持っている先入観や思い込みも含めて、その考え方を肯定できる情報や裏付ける理論ばかりを、無意識のうちに集めてしまう。
反対意見や、支持されない異なる考え方には、抵抗感を持ち、無意識に軽視・無視するようになる認知バイアス現象。
一度先入観を持ってしまうと、新しい情報が入ってきても、無意識に先入観に合った情報の方が認知しやすくなるため、結果的に、自分にとって都合の良い情報を元に、自分自身の正しさに自信や確信を持つようになる。
表現可能なデザインパーツ
具体例
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70歳以上の高齢者が運転するトヨタのプリウスは、暴走運転などが多く危険だ。
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細かい誤字チェックや段取りがていねいな部下の、血液型がB型と聞いて「そんな風に見えないから意外!」と驚いてしまう。
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画期的な欲しい商品を、多くのWEBサイトで評価が高いので購入。しかし実際は使いにくく周りの人の評判はあまり良くないことを知った。
提唱者・発祥エピソード
イギリスの認知心理学者ペーター・カスカート・ウェイソンは、1960年、人間の仮説検証の傾向を調べるための、3つの数字の列の法則性を探し出す「2-4-6課題」から、確証バイアスを提唱した。
また、1966年に行った、4枚のカードを使って仮説を検証する論理パズル「ウェイソン選択問題」も有名で、実験結果から確証バイアスが大きく関わっていることが示された。
参考文献・参考サイト
確証バイアスとは?【わかりやすく解説】認知バイアス
カオナビ
https://www.kaonavi.jp/dictionary/kakusyo_bias/
確証バイアス
UX TIMES
https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/confirmation-bias/
長期記憶・短期記憶のメカニズムを知り、効果的に学習する方法とは?
KATSUIKU ACADEMY
https://www.katsuiku-academy.org/media/memory/
確証バイアス
科学事典
https://kagaku-jiten.com/social-psychology/individual/confirmation-bias.html
心理学用語集サイコタム
心理学用語「確証バイアス」の意味とは?具体例から対策まで解説
スッキリ
https://gimon-sukkiri.jp/kakusyou-bias/
「確証バイアス」とは? 具体例&回避法を詳しく解説【心理学】
マイナビウーマン
https://woman.mynavi.jp/article/210608-6/
【確証バイアス】先入観は恐ろしい
KUMA Partners
https://kuma-partners.com/個人/confirmation-bias/