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意味のあるかたまりに整理することで効率的な記憶ができる
ランダムで一貫性のない情報や、単なる数字の羅列など、意味を持たない情報に対する人の記憶力は著しく低下する。人が効率良く、短い時間で同時に情報を記憶するためには「意味を持った」情報として処理することが重要で、共通の意味のかたまりでカテゴライズすることを「チャンク」という。
短期記憶で記憶できる容量となるマジカルナンバー7やマジカルナンバー4で、情報を効率的に覚えるための方法として、次の二つのチャンキングが考えられる。
●チャンクアップ
複数のランダムな情報をまとめてテーマ分類など抽象化して、「共通の意味」で束ねるチャンクの方法
●チャンクダウン
一定の規則や意味のある情報群を細分化して、具体的な詳細情報に具体化するチャンクの方法。

表現可能なデザインパーツ
具体例
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電話番号やクレジットカード番号、セキュリティ認証コードなど、ランダムな数字の羅列は4個や3個の単位に区切ることで覚えやすい。
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複雑な情報や、無関係な情報同士は、関連性や類似性で意味を持つグループに分類したり配列を直すことで覚えやすくなる。
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WEBサイトのナビゲーションや各種メニューにおいて、テーマごとなどの意味のある塊に分類することで探しやすい。
提唱者・発祥エピソード
1956年プリンストン大学の認知心理学者ジョージ・A・ミラー教授の論文「The Magical number seven, plus or minus two(マジカルナンバー7±2:情報処理の限界)」の中で提唱された。
参考文献・参考サイト
UX TIMES
情報整理が捗る「マジカルナンバー」という考え方。“短期記憶の限界” をビジネスに生かせ!
STUDY HACKER
https://studyhacker.net/columns/tankikioku-chunk
チャンク化による記憶効率の向上
数学の面白いこと・役に立つことをまとめたサイト
https://analytics-notty.tech/way-to-memory-numbers-using-chunking/
マジカルナンバーとは?7や4が重要である理由・人が理解できる情報のかたまりの数
口コミラボ
https://lab.kutikomi.com/news/marketing/magicalnumber/
短期的にも長期的にも記憶力を伸ばすテクニック「チャンキング」
lifehacker
https://www.lifehacker.jp/article/121002chunking/
マジカルナンバー7は記憶の番号 仕事情報は塊で把握
Nikkei Stayle キャリア
https://style.nikkei.com/article/DGXZZO50584380U9A001C1000000?page=2