2つの思考モード
ユーザーは常に直観的な判断でデザインを見ているのですが、私たちのデザイン表現って、その「直感」に最適化した表現になっているでしょうか?デザイン表現に活かす「直感に対応するポイント」を解説します。
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このページと関係がある認知科学用語
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2つの思考モード(二重過程理論)
人の脳は情報を処理する際、直感や経験則に基づいて無意識に判断する「システム1(速い思考)」と、理性が制御し、直感では処理できない情報を熟考して判断する「システム2(遅い思考)」の2つのモードを使い分けて、脳が受ける負荷を最小…
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エピソード記憶
自分が体験したできごとの内容と、いつ、どこで、誰がなどの体験・経験に関連する情報や、その時に感じた感情を含めた思い出の記憶。 意味記憶同様、意識的に思い出すことができて、言葉で説明可能な長期間保持可能な記憶を言う。「●●を覚…
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再生記憶と再認記憶
脳に保持されている顕在記憶やエピソード記憶を、適切なタイミングで思い出す(情報を取り出す)際に、保持されている情報を直接思い出すことを「再生記憶」、提示された情報をきっかけに思い出すことを「再認記憶」という。 一般に再生記憶…
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意味記憶
自分には直接的には関係なく感情が伴わない観念・概念・意味などの「知識」や事実などで、意識的に思い出すことができて、言葉で説明可能な長期間保持可能な記憶を言う。意味記憶に分類される記憶は、「●●を知っている(knowledge…
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手続き記憶
技能・ノウハウや一連の動作などの手続的動作は、何度もくり返すことで、いわゆる「体が覚える」と言われる記憶。 習得した動作は、意識しなくても自動的に再現されるため、記憶した内容を言語で表現することは難しい長期間保持可能な記憶を…
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短期記憶に関するミラーの法則(マジカルナンバー)
数字や単語を記憶する場合、一般的な人の短期記憶(ワーキングメモリ)が保持できる15秒から30秒の間に、正しく覚えられる情報の量(チャンク)は7±2という法則。 チャンクとは、ひとつの意味や認識のかたまりを指し、記憶の限界数を…
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記憶の多重貯蔵モデル
記憶は、役割や機能の違いにより、視覚・聴覚などの五感から受けとる感覚記憶、情報を保管するだけでなく分析・処理する短期記憶、記憶と忘却の反復を経て数十年の単位で貯蔵される長期記憶と、3つの段階で構成されることで、人は非常に多く…