ツァイガルニク効果(ザイガルニック効果)
人は目標を達成し完了した事柄よりも、目標を達成できず、途中で中断してしまった事柄の方をよく覚えており、「続きを早く再開したい」とか「最後まで終わらせたい」など、続きが気になってしまう現象。しかし、自分
UIデザインをもっと使いやすく、分かりやすくするUIデザイン講座をご紹介。初心者にもやさしい認知心理学(認知科学)やユーザー視点に立ったさまざまなノウハウを情報デザインストラテジストの香西睦がていねいに解説します。
UIデザインをもっと使いやすく、分かりやすくするUIデザイン講座をご紹介。
人は目標を達成し完了した事柄よりも、目標を達成できず、途中で中断してしまった事柄の方をよく覚えており、「続きを早く再開したい」とか「最後まで終わらせたい」など、続きが気になってしまう現象。しかし、自分
人は、会話や文章・記号を理解する際、認識対象となる刺激情報を取り巻く、周辺の状況、前提条件、時間的状況などの感覚記憶で受けとった知覚と、過去の経験や記憶など、さまざまな刺激情報に影響を受け、「文脈」と
注目や関心を集めたい時には、鋭角や角張った印象の表現を採用することで、脳の中の「扁桃体」が活性化するため、より強く意識するようになる。一方で、丸みを帯びた印象の表現は、「扁桃体」は活性化しないので、潜
同じ空間や時間軸で認識された連続する2つ以上のモノゴトや情報を認識する際、最初に感じた刺激との差異を感じると、実際の差よりも大きな差として感じ、より深く記憶されてしまう、比較によって引き起こされる脳の
人は、〈 〉や[ ]のような何かで括られた情報は、一つのグループとして認識される。すでに理解や認識している情報やオブジェクトについて、一部が欠けていたり隠れている状態でも、不足している部分や見えない部
人は位置的に距離が近いもの同士を「関係性が深いもの」として認識する習性があり、プレグナンツの法則(ゲシュタルト原理)の中でも、もっとも重要な法則のひとつ。色や形・サイズが異なる要素同士であっても、余白
人は色や形・サイズ・方向などの視覚的に共通の特徴をもつもの同士は、共通性がないものよりも「関係性が深いもの」として認識する習性があり、プレグナンツの法則(ゲシュタルト原理)の中でも、もっとも重要な法則
人は二つのオブジェクトを持つ領域情報は、同時に知覚することができないため、それぞれを分離して、一方のオブジェクトは「図」として浮き出て見え、もう一方は「背景」として退いて見える。一度、意味のある情報と
文字情報が示す意味と、示されている位置が一致している時に比べて、左の位置に「右」と書かれたような、瞬時に読み取った「文字情報」と「位置情報」の間に矛盾が生じてしまう場合に、反応が遅くなる現象。本来無関
「色から読み取れる情報」と、文字や記号などの「意味から読み取れる情報」は、それぞれ問題なく反射的に意味を理解できる。しかし、『青で書かれた「赤」という文字の色名(あお)を答える』ような同時に干渉し合う
事前に使い方を説明しなくても、デザイン的な性能として形や表現方法などの特徴から、「モノや機能がどのように扱われるべきか」という知覚から得られた「手がかり」を、直感的でわかりやすく表現されたシグナルとな
人をはじめとするあらゆる動物が視覚などの五感から得られた、環境やモノの材質・状態など、さまざまな関係情報から「対象との関係性がどのような状態にあるか」という客観的な事実に基づく意味や価値。基本的にすべ
それまで知らなかった言葉やモノゴトにふれ、新しい知識として認知したことで、無意識のうちにその情報と一致することを探してしまう現象。たまたま、意識していなかっただけという情報が、印象的なできごとや知識と
膨大な情報を処理する人の脳は、効率的に情報処理するために、処理量を減らすために無意識に情報を簡略化して認知する傾向があり、対象となる情報が複数ある場合、部分をひとつずつ認識するのではなく、全体をまとま
従来の経済学では、人は「常に合理的な意思決定をする」とされていたが、感情や感覚によって、認知にゆがみが生じて、意志決定を合理的に行うことができない。そのため、人は何かが起きる確率を正確に予測・認識でき
何か特定のモノゴトやタスクに集中していると、注意が向けられていない情報やモノゴトは、視野に入っているにもかかわらず見落としてしまう事象。人間は無意識のうちに非常に多くの情報を的確に処理できるように、必
人の脳は情報の処理が楽な方を選ぶ傾向が強い。文字情報よりも約7倍の情報を持つ画像情報は、瞬時に理解できる傾向が強く好まれやすい。
人の脳は、できるだけシンプルで簡単に認識できる情報体系を好むため、好き嫌いに関係なく無意識に「目立つもの」を優先的に認識する性質がある。だから、似たような形態の羅列やパターン化された情報の中で、色やカ
複数の情報を順に覚えていく際、内容ではなく順番によって覚えやすさに違いが生じやすいという現象で、中間に覚える情報は忘れやすいのではなく、記憶に残りにくい傾向が強い。初めの方に提示される情報は、長期記憶
脳に保持されている顕在記憶やエピソード記憶を、適切なタイミングで思い出す(情報を取り出す)際に、保持されている情報を直接思い出すことを「再生記憶」、提示された情報をきっかけに思い出すことを「再認記憶」
脳は、すべての視覚情報を高精度に処理できないため、重要と思われる情報を選択して認知に結びつけている。一時的に感覚記憶で保持されている知覚(視覚や聴覚、嗅覚など)情報の中から、必要な情報を短期記憶や長期