記事目次
最後に与えられた情報が、
印象に残りやすく影響されやすい。
複数の情報を与えられる際、最後に与えられた情報や直前に与えられた情報は、実際には大きな違いがないにも関わらず良い評価を得やすい傾向があり、「第一印象」よりも「最後の印象」の方が短期記憶に残りやすいため、印象に強い影響を持つ現象。
ちなみに、提示する相手がその情報に対して高い興味を抱いていれば、最後に提示される情報は高い説得力を持ち、逆に興味・関心が低かったり知らない場合は、重要な情報を最初に提示する「初頭効果」による印象づけが効果を高める。
具体例
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顧客が商品を購入してくれた際、手書きの礼状を送付したり、感謝のメールを送ることで、お店や担当者の良いイメージを残す。
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商品説明やプレゼンテーションなどで、最後に決め手となる比較情報や第三者の評価などをアピールする。
- ECサイトなどで、お客様の声やレビュー記事をページの最後に提示する。
2022.12.26
認知科学で考える「グローバルナビゲーション」のデザイン表現
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提唱者・発祥エピソード
アメリカの心理学者ノーマン・H・アンダーソン氏が1976年に行った模擬裁判の実験で、人は複数の情報を元に判断する際に、最後に与えられた情報に左右されやすいという結果から提唱されました。
表現可能なデザインパーツ
参考文献・参考サイト
新近効果(リーセンシー効果、終末効果)
シマウマ用語集
https://makitani.net/shimauma/recency-effect
「新近効果」と「初頭効果」の違いは? 使い分けを丁寧に解説!
STUDY HACKER
https://studyhacker.net/recency-effect
企画の種
心理学用語「親近効果」とは?具体例から初頭効果との違いまで解説
スッキリ
https://gimon-sukkiri.jp/shinkinkouka/